化粧品用ラビトールの性質と利用分野
ジヒドロケルセチンには、抗酸化作用、毛細血管保護作用、消炎作用、解毒作用、放射線防御作用があります。ジヒドロケルセチンはその広範囲にわたる薬理作用により、化粧品の製造に広く使われています。
ジヒドロケルセチンは強力な天然抗酸化剤であり、フリーラジカルが過剰に発生した場合の有害な作用から細胞を保護します。
ジヒドロケルセチンは、グルタチオン不足により引き起こされる、皮膚線維芽細胞の酸化的損傷を抑制してくれます。
化粧品に添加されるジヒドロケルセチンは、化粧品自体の酸化を防止するので、酸化によるダメージを受けやすい不飽和脂肪酸を含む化粧品には不可欠です。
化粧品用ラビトールは、穏やかな角質溶解作用を示します。また、表皮細胞の更新(再生プロセス)を活発にし、顕著な保湿効果、線維芽細胞の反応強化に貢献しますので、皮膚の水電解質代謝やタンパク質代謝に効果があり、皮膚の保湿に必要なグリコサミノグリカンの合成を促進します。
化粧品用ラビトールは血管新生、毛細血管の血流増進、呼吸および皮膚の栄養改善を行うことで血管の強化に顕著に貢献します。また、リンパ組織球の減少を促すので局所免疫調節効果があります。
品質
アメチス社は、ジヒドロケルセチン(タキシフォリン)を88%以上含む、高品質な化粧品原料の化粧品用ラビトールをCosmetic Lavitol®という商標で生産しています。
Cosmetic Lavitol®の製造は技術仕様TU 9154-005-48375962-05に準拠しています。自社が生産する原材料は、分析室システム認定証(No. РОСС RU.0001.517430)を取得している弊社の生産分析研究所に加え、連邦公衆衛生機関傘下のアムール州衛生疫学センターでもテストしており、更に非営利独立法人「香水・化粧品・サービス認定センター-コスメティック・テスト」(モスクワ市)による定期的な検査も受けています。